■七五三の由来は? 七五三の写真撮影の疑問や注意点について解説します。

七五三は親にとっても、そして子どもにとっても大事な行事の一つです。しかし、実際に七五三という行事が生まれた由来などを詳しく知る方は少ないでしょう。今回の記事では七五三の由来や七五三の記念写真に行くタイミング、さらに服装の種類や注意点、スタジオなどで写真を撮影するときの費用についても解説します。

 

 

1.七五三の由来とは?

そもそも七五三が行われる理由は、子どもの健康と成長を願うためといわれています。昔は子どもが神の子どもであると思われており、7歳までに亡くなる子どもが多く、無事に成長してもらうことを祈るための儀式でした。

 

そして、祈る儀式は祈ることも含めて、祝いごととしても捉えられるようになっていきました。年齢によって儀式に名前がついています。例えば、

 

  • 3歳なら髪置
  • 5歳なら袴着
  • 7歳なら帯解

 

江戸時代には上記のように年齢によって行事名が違いましたが、明治に近づくにつれ、上記のように分けた言い方はせずに全部まとめて七五三という祝い事として認識されるようになりました。

 

また、諸説ありますが、暦で奇数は陽数と認識されており縁起がよく、「七五三」と呼ばれるようになったともいわれています。

 

さらに、お詣りは今も昔も11月15日がよいとされています。15日になった由来も、過去の将軍の息子の健康を祈った儀式を行われた日だったことなど、さまざまな説があります。

 

しかし最近では参拝する日は明確に決まっていません。比較的、11月15日付近にお詣りする人が多いですが、それでも混雑を避ける理由で15日以降かそれよりも前に行く方も増えています。

 

七五三と合わせていわれていますが、お詣りする年齢については、3歳は男女、5歳は男子、女子は7歳のほうがよいとされています。

 

2.記念写真に行くタイミングについて

お詣りに行くことが主ですので、スタジオでの記念写真の日がこの日がよいとは決まってはいません。11月といっても暑い日もあったりしますが、基本的には和装も洋装も着込むことが多いため、暑い日は避けたほうがよいです。

 

お詣りの際にその場で写真を持参のカメラで撮っておきたいと考えている場合はできるなら、9月くらいから先にお詣りに行っておくのもよいでしょう。

 

11月に比べるとそこまで混んでいないので写真も撮りやすい可能性が高いです。ただ、昔に比べて9月も暑い日が多いので暑い日を避けるなら12月まで先延ばしすることも一つの選択肢です。

 

3.七五三の記念写真の服装の種類や注意点

基本的には和装のお祝い着を着るのが一般的ですが、最近では洋装も増えてきています。しかし、小さい子どもの場合は着慣れていないため、動いている内に着崩れしてしまう場合もあります。

 

また、子ども用の草履を履かせていく人が多くなっていますが、あまり慣れていないことで足を痛めてしまうことや、お詣りする前に疲れてしまう可能性もあるので、念のためにいつも履いている靴も準備しておいてください。

 

さらに記念写真を撮っておきたい場合は先にスタジオや写真館などで前撮り(お詣りの前に写真だけ撮っておく)ほうがよいでしょう。そのほうが子どもにとってもあまり負担が少なく、撮影中に眠たそうな顔をすることや疲れてしまい、写真どころではなくなることもなくなります。

 

必要な方は、お詣りするときにどれだけ混んでいるか、駐車場の有無も問い合わせしておくとよいです。

 

4.スタジオなどでの基本的なお値段の相場

写真館やスタジオでの写真はやはりプロが撮影することもあり、きれいに撮ってくれます。基本的には撮影料と台紙付きプリント代を合算された金額が支払う料金です。撮影料はスタジオではなく出張依頼の場合には、かなり値段が上がります。

 

衣装は親のお下がりを着る場合もありますが、最近では男女ともに洋装、和装どちらにしても無料でレンタルさせてくれるところが増えてきています。しかしお洋服に関してはどんなものが置いてあるかは、実際に赴いて確認するか、ホームページなどで確認しておくとよいでしょう。

 

特に七五三の場合は台紙付きを選ぶ人も多く、一番高いのでは台紙付きで2万円前後になります。それをアルバムにする場合は、3万円前後とさらに値段は上がります。それほど大きさにこだわらない場合は一番安いと4,000円くらいから1万円以内で納めることもできます。

 

5.まとめ

どの時代でも子どもが無事に成長してくれることは親にとっても大事なことでもあり、今でも子どもの成長を祈り、祝う七五三という行事は受け継がれています。また、スタジオでの写真を撮るのは昔からあまり変わりませんが、衣装を無料で貸してくれる写真屋さんも増えています。

 

「フォトスタジオ フラッグ」では七五三の衣装を和装、洋装どちらも無料で貸し出しております。分かりやすい料金プランも台紙込みで載せているので、選びやすさや年末年始、早朝などできる限りの要望にも柔軟に対応いたします。

 

七五三の写真撮影はどこにしようかと考えている方は、ぜひ一度相談だけでもお気軽にお問い合わせください。